仕事の価値を決めるのは自分ではない。

先日から何度かこのブログにも記していますが、あるお客様の新システムへの移行作業の手伝いをさせていただいています。
私が行っているのは、現在運用中の私の構築したシステムから、データを抜き出して新システムで利用できるように加工する作業。
新システムへの移行の際に一番要となる作業で、この作業の如何によって新システムへの移行がスムーズにできるか移行後の作業を膨大になるかが決まって来る。
その為、旧システムで使える情報は出来るだけを使って、お客様に新たに入力していただく情報を極力少なく出来る事を重点に作業にあたります。

昨日、新システムを納入するベンダーさんの担当SEの方と打ち合わせを行っている時に、『所で・・・』と切り出されたのが、『立ち入った話になるのですが、この作業いくらで請け負われたんでしょうか?』という話。
そのSEの方によると、『お客様は、保守料払っているから・・・みたいな話をしていましたが・・・』という事でした。

実は、仕事の依頼を受けた時には全くお金の話はしていません。
先方の担当SEの言うように、保守料の範囲内とお客様が判断したのであれば、そうなのでしょう。
お客様にとってはシステムが正常に稼働してくれれば良い事なので、ましてやシステムの移行際して、これまでのデータが再利用できるのは当然と思っているのであれば、新システムへのデータ移行が出来ない事はあり得ない話であって、そういうとんでもないシステムを作成した私が能無しの糞野郎だという事になるわけです。
『こんなに頑張ったのに!!』、『こんなに苦労したのに!!』と言ってみたところでお客様に使えない物であれば、結局何の価値もないものだという事だと思います。

先方の担当SEの方に現行のシステムの内容を説明して、どこまで移行が可能か確認している時に、『あれ?これからやろうとしている事、全部揃ってますね。』、『これでも十分できるじゃないですかぁ~』という嬉しい言葉をいただいたのですが、それでもその仕組みをお客様が運用できなかったのは結局作った私の能力不足だという事になるわけです。
つまり、どんなに機能を揃えてもそれをお客様が使いこなせなければ何の価値もないわけで、最終的に仕事の価値を判断するのは、システムを構築した私ではなくそれを利用するお客様だという事なのです。

私も他のお客様の所で何度もお客様が以前利用されていたシステムから新しいシステムへのリプレースを行っている経験がありますが、既にそのシステムを構築したところと連絡が取れなくなっていたり、連絡が取れても『やりたきゃ勝手にどうぞ・・・』的な対応をされて移行作業に苦労しており、そのしわ寄せが結局はお客様にかかってしまうと思っているので、自分のできうる限りの対応しているだけなのです。
『システムのノウハウが・・・』と言う人もいますが、その半分以上はお客様から頂いたものだし、自分のやってきた仕事に対して最後まで責任を持ちたいですからね。

そういう思いもあって今回は価格交渉は一切行っていません。
仕事をする以上その報酬として対価を要求する事は当たり前の事なのかもしれませんが・・・。

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